‘たしかめ隊が行く’ カテゴリの記事

道路脇の『動物飛び出し注意』のシカの標識が、
場所によってデザインが違うのはどうして?   (緑ヶ岡 S・Iさん)

 
釧路管内を運転すると見かける、
『動物飛び出し注意』の標識。
改めて眺める機会はなかなかありませんが、
シカのデザインに色んな種類が!?
本当でしょうか?確かにこれは気になります。
ということで、
さっそく標識を管理している釧路開発建設部にうかがってみました!
 

釧路管内にある『動物飛び出し注意』のシカのデザインですが、
実はたったの2種類!
主に設置されているのは、
全国標準とされるシカのシルエットの標識です。
しかし国道44号と240号の一部に限っては、
エゾシカをイメージしているんです!
 
なぜここだけ違うかというと、
この道路は2路線で管内の5割以上を占める
シカの事故多発ゾーンだから!
ドライバーの目に留まりやすいような工夫を
試験的に行っているそうです。
 
具体的にはシカの角の向きを変えて、
標識の黄色い部分に反射材を使用したり
警告文を取り付けたりしています!
ちなみに全国標準のシカは短い角が右向きに、
エゾシカは長い角が左向きに描かれていますよ。
 

 
デザインが違って見えたのは、
このエゾシカのタイプを見た時の印象が強かったからかもしれません。
いずれにしても危険地帯なので、安全運転を心掛けておきたい場所ですね。
 

 
さらに『動物飛び出し注意』の標識には、
シカのデザイン以外にはキツネがあります!
これもシカと同様に心配されるため立てたものだそうです。
 
また標識は春先に清掃を行うなど、
常に見やすい状態を保てるよう心掛けて管理していますよ。
道路脇にあって、運転中だと一瞬しか視界に入らないのにも関わらず、
強く印象に残るのはこのような工夫の積み重ねがあったからなのですね!
 

 
【取材協力】
釧路開発建設部
釧路市幸町10-3
釧路地方合同庁舎
0154-24-7000

【調査報告】
国道44号と240号では
シカの事故が多いため、
工夫された標識に
なっていた!

 
 
 
 
※記事の内容は、月刊fit2013年6月号掲載時点のものです。

白糠を通った時に「しららいかの鐘」と書いてある時計屋さんを見かけました。
一体なんのこと?  (文苑 K・Kさん)

 
「しららいか」とはなんぞや?
白糠にどことなく似ている気もしますが…。
隊員は白糠に急行しました!すると…。
 

 

あった〜!!
「あなたと私の時計台 時を知らせる しららいかの鐘」
という大きな看板が。
外観からも時計台のようなものが見て取れますが、
これって本物?
いざお話を聞きに、突撃です!
 
「しららいかの鐘」とはズバリ、
こちらの『時計・宝石・眼鏡のササキ』というお店に設置してある
時計台の鐘の名前。
なんとこの時計台、
本物の鐘が中に設置してある正真正銘の時計台なんです!
またシラライカとは、白糠の語源となったアイヌ語に由来しています。
 

この時計台が設置されたキッカケは今から37年前、
昭和51年のこと。
創業12年を迎えたササキは、現在の位置に移転することに。
先代の社長であった佐々木俊次郎さんは旅行が趣味で、
「札幌やヨーロッパの街のように、シンボルとなるような時計台が白糠にもあれば」
と以前より考えていました。
そこで新しい店舗を構えるにあたり、
店に時計台を設置しようと決めたそう。
そうしてこの時計台が誕生したというわけなんです!
 
名前についても街のシンボルということで白糠町民へ公募し、
選考委員として当時の学識経験者の方や
アイヌ語に詳しい専門家などを招いて決めました。
それで「しららいかの鐘」という名前に決まったんですね〜。
 
シラライカとはアイヌ語のシララ(潮)とイカ(満ち溢れる)からなる、
潮の満ち溢れるところという意味。
白糠の語源にはシラル・カ(岩磯をかむ)や
シラリ・カ(平磯を超える)という説もあるそうですが、
響きが良いということでこの名前に。
 

現在「しららいかの鐘」は1日に4回(大晦日は1回)、
アンプを通してオルゴールと共に鳴り響きます。
鳴らされる時間には意味があり、
7時は「おはようございます。今日も張り切って学校や職場へ」。
12時は「サァーお昼休みです。お母さんの心のこもったお弁当でスタミナをつけてください」。
17時は「学校・お仕事、ごくろうさまでした。家では楽しい夕食のひとときが待っています」。
20時は「おやすみなさい。ゆっくり休んでまたがんばってください」。
ひとつひとつの鐘に思い入れがあるんですね〜。
 
オルゴールは学校のチャイムでお馴染みの
ウエストミンスターのチャイム。
17時だけは家路という曲が流れます。
子どもがこの曲を聴いて帰り時刻だと分かるようにとのこと。
 

 

この時計は設立時に特注したもので
NHKの電波を拾って、自動的に時刻を修正するという
当時の最先端技術が使われています。
現在も修理をしながら使われ続けているんですよ。
 

結婚などで白糠を離れてしまった町民からは、
「帰省などの際にこの音を聞くと、帰ってきたという感じがする」という声も。
この鐘が、しっかりと街のシンボルになっていることが分かりますね!
 

 
【取材協力】
時計・宝石・眼鏡のササキ
白糠町東1条南2丁目
01547-2-2877
 

【調査報告】
30年以上響き続けている、
町民のシンボルとも
いえる白糠の鐘だった!!

 
 
 
 
※記事の内容は、月刊fit2013年6月号掲載時点のものです。

新橋大通のツルハのそばに『人生ここにあり商店』と
書かれた建物を発見したのですが、
あれは一体、何なのでしょう…。
商店ということはお店なのかしら?   (愛国東 K・Aさん)

 
まず新橋大通のツルハを目指し隊員が現場へ向かうと、
確かに白と青を基調とした建物が…。
さらに、小さな看板には『人生ここにあり商店』の文字。
やはり、ここで間違いなさそう!ということで早速お邪魔してきました。
 
             ◆
 

 
『人生ここにあり商店』の正体は
4月5日にオープンしたばかりの雑貨屋さんだったのです!
店長さんが買い付けてきたものから、
お店のスタッフさんが手作りしたブローチなど、
オシャレでポップな雑貨・服などが並びます。
入口から入って右側がウワサの『人生ここにあり商店』で、
さらに左側には『Sipuo Cafe(シッポカフェ)』が
併設されています。
 

もともと建設会社の事務所だった建物を全面改装
して始めたお店で、
なんと釧路市共栄大通にある無国籍雑貨の店『島屋』・
阿寒湖温泉にあるパンケーキと雑貨の店
『Cor・AKAN(コルアカン)』の姉妹店!
 
これらのお店を切り盛りしているのが、
シッポファーレという事業所です。
それぞれが、
とってもオシャレで個性あふれる店舗なのですが、
実は障がいのある方と共存して
皆が前向きな気持ちで働ける場所を築くことを
コンセプトにした支援施設!
 
そして、『人生ここにあり商店』の店名に
キッカケを与えたのは、
就労支援がテーマのイタリア映画で、
事業展開していく際の志と内容がリンクしていたのだとか。
そのタイトルこそが『人生ここにあり』だったのです!!
 

 
今回、老若男女問わずくつろげる場所を提供したいという思いから、
どこか非現実的な水色の可愛らしい店内が印象的な雑貨屋と、
明るくカラフルな内装のカフェが一つになった場所を設けたそう。
『シッポカフェ』では年齢問わず人気のあるメニューを考案の末、
3種のナポリタンの他、
サンドイッチなどの軽食とドリンクメニューが並びます。
 

営業時間は両店同一で、日によって異なりますが、
11時〜18時の時間帯なら、確実に開いていますよ♪
定休日は月曜日です。
お客さんはもちろん、働く側のスタッフも、
そこに居る人みんなが笑顔になれる…
そんな素敵なお店でした〜。
 

 
 
【取材協力】
人生ここにあり商店(Sipuo Cafe)
釧路市新川町1-7
0154-32-4080

 
【調査報告】
4月にオープンしたばかりの
新しい雑貨屋さんだった!

 
 
 
 
 
※記事の内容は、月刊fit2013年5月号掲載時点のものです。

JRのホームに、たぬきの置物が
あったんですが、どうしてですか?  (昭和北 K・Kさん)

 
依頼を受けて、戸惑う隊員。
JRにたぬきの置物?誰かの忘れ物などでしょうか?
でも目に留まるということは大きいもの?
サッパリ分からず、疑問が次々と浮かびます。
これは聞いてみるしかない!さっそくJRへ伺いました。
 
          ◆
 
聞いてみると「あ~、あのたぬきですね!」と、
なんだかメジャーな様子。
そこで実際に見せていただいたのがこちら!
 

 
子どもくらいの大きさの、
立派な親子のたぬきの信楽焼が!
2番ホームの左の奥に建てられた、
藁ぶき屋根の小屋に置かれていました。
 

このたぬきの信楽焼がJRのホームに置かれたのは、
今から22年前。
釧路駅(旧国鉄含む)が開業90周年を迎えるということで、
音別に住んでいた一般のお客さんから記念に贈られたものです!
その方は信楽町から瀬戸物造りのたぬきを取り寄せて
様々なところへ贈っており、
そのおかげもあってか
家業繁栄や無病息災に暮らしていたとか。
 

たぬきの小屋の中には
ワンカップとお賽銭箱があり、小銭も少し。
小屋は設置に伴いJRが20年前に用意したものです。
屋外にあるのに、意外としっかりしていますね~。
それもそのハズ、JR社員にもたぬきの存在は知られており、
たぬきを雑に扱ってはいけないというジンクスがあるんだとか!
 
年に一度の手入れはもちろん除雪の際に一緒に拭くなど、
社員全員が大切にしているんですよ。
また乗客の間では切符を供えたり、
お腹を撫でると良いことがあるという噂も…。
駅を利用した際は、ぜひお参り(?)してみてくださいね!
 
 
【取材協力】
JR北海道釧路支社

 
【調査報告】
家業繁栄や無病息災を願い、
一般の方から釧路駅に贈られたものだった!

 
 
 
 
 
※記事の内容は、月刊fit2013年5月号掲載時点のものです。

春採に新しい消防署ができたみたい。
中はどうなっているのだろう。  (緑が岡 H・Nさん)

 
確かに春採周辺で真新しい建物を見かけた覚えが!
それに消防署の中なんて、なかなか見られませんよね。
新しい消防署には変わった設備も多いハズ!?さっそく突撃です。
 
         ◆
 
こちらは4月1日に完成した、釧路市中央消防署東分署。
将来的な釧路の人口減少などを考慮して、
平成22年から始まった
消防本部基本計画検討委員会の協議結果を受け、
千歳町と武佐にあった消防署を統合させたものです。
 
建設された場所は統合になった2つの署の
ちょうど中間あたりで、
出動エリアも予想到着時間もこれまでと変わりません。
建物内には消防隊員8名・
救急隊員3名の11名のグループが3つあり、
計33名が交替で24時間勤務しています。
 
千歳町と武佐の庁舎は消防団(一般市民で構成される消防機関)
として引き続き利用していくそうです。
また同じ検討委員会では、
愛国と新橋にある消防署の統合も協議され、
新たな消防署の建設が始まろうとしています。
それではさっそく東分署の施設を覗いてみましょう!
 

※拡大してください

 
【取材協力】
釧路市消防本部
釧路市中央消防署東分署
 
 
【調査報告】
基本計画により統合した、
設備の整った消防署だった!

 
 
 
 
 
※記事の内容は、月刊fit2013年5月号掲載時点のものです。

弟子屈で今、マンゴーが栽培されていると聞きました。南国のフルーツ
なのに…どうやって育てているの?また、今年から栽培を始める珍しい
野菜や果物があったら知りたい!  (栄町 Y・Mさん)

 

この寒〜い道東で、南国のフルーツが本当に実るのか、
そしてどう育てているのか確かに気になります!
栽培を始めた会社の社長さんにお話を伺い、
マンゴー園にお邪魔して来ました。
 

          ◆
 

沖縄や宮崎など、一般的には暑い地域で作られるマンゴー。
しかし現在、本当に
『ファーム・ピープル』が所有する弟子屈町のハウスの中で
着々と育てられているんです!
驚きですね〜。
 

マンゴー栽培成功への鍵は、やはり『温度管理』。
高い温度が無ければ、絶対に育てることはできません。
そこで利用されるのが、弟子屈の温泉熱!
 
ハウス内が常に約26℃を保てるよう、
83℃の源泉を『ファンコンベクタ』という
ハウスに設置したヒーターに通します。
ここで生み出された温風でハウス内が温められ、
化石燃料の使用が通常よりも抑えられることで
環境への配慮もできるのです。
 

 
マンゴーを栽培している『ファーム・ピープル』の
親会社『ピープル』は、
電話回線の光ケーブルの工事などを行う会社。
 
しかし将来を見据えて何か違う事業も…
と考えていた社長は、
大好きな温泉に入っている時に温泉の地熱利用を閃めいたそう。
 
目指すのは、本場・宮崎産の美味しさ!
マンゴー農家の方から、
毎日のようにアドバイスをもらいながら丁寧に育てています。
今年の6月から7月にかけ、
順調にいけば200個ほどのマンゴーが初出荷予定。
 
弟子屈を中心とした道の駅などの観光地や、
ネットでの販売が検討されています。
また、加工し商品化する話も持ち上がっているとのこと。
大きなプロジェクトとなっているんですね!
 

また隊員は、
今年から栽培が始まった珍しい野菜も発見!
その名は『サラノバレタス』です。
 
こちらは鉄骨工事を行う『ナリテツ』が設立した
新会社『スターファーム』が、厚岸町で栽培中です。
希少な品種で、
北海道ではここを入れて6箇所でしか栽培が許されていません。
 
株の部分をカットすると全ての葉がキレイに分かれ、
使いやすいのが特徴です。
このレタスの栽培に適した
2重構造の『エアーハウス』を使用することで、
2万8千株の水耕栽培が可能となっているんです。
 
現在も店頭などで購入できますが、
『厚岸ブランド』の名が付いたサラノバレタスも、
近い将来登場することになりそうです!
 
 
【取材協力】
ファーム・ピープル株式会社
株式会社スターファーム
 
 
 
【調査報告】
寒い釧路管内でも、
工夫次第で南国のフルーツや
珍しい野菜を育てられる!

 
 
 
 
 
※記事の内容は、月刊fit2013年4月号掲載時点のものです。

高山にあるゴミ処理場へ行ったときに、
あちこちの地面に刺さっているT字型のパイプが目につきました。
前からあったもの?何かと繋がっているの?  (白樺台 Y・Tさん)

 

高山のゴミ処理場とは…
釧路広域連合清掃工場のことですね。
地面に刺さっているT字型のパイプとは、
いったい何のことでしょう?
高山へ行ってみると、
工場の周囲にポツポツと雪から顔を出しているパイプが…。
 

 

パイプから何かが出ている様子もないのに、
無数に埋まっています。
地下に何らかの設備が埋まっていて、
繋がっているんでしょうか?
さっそく釧路広域連合清掃工場にお聞きしました。
 

           ◆
 

このパイプはズバリ、土の中のメタンガスを逃がすためで、
何かと繋がっているわけではありません!
 

平成18年の4月から運転している
釧路広域連合清掃工場では、釧路市・釧路町・
鶴居村・白糠町・弟子屈町の5つの市町村からゴミを搬入し、
集めた可燃ごみを焼却して6〜7%の量の僅かな灰やガレキにして
埋め立てています。
 
現在可燃ごみは焼却処理をしていますが、
以前は可燃ごみも全て埋め立てていて
埋立地の確保が大変な状態でした。
 
パイプの埋設ヶ所には
可燃ごみを昭和49年7月〜昭和55年3月まで埋め立てており、
ごみに含まれる有機物は微生物によって分解されると
メタンが発生します。つまり、このパイプは
今まで埋め立てた可燃ごみから発生するメタンを
地上へ逃がすために設置されたんです!
 
設立当初から工場を管轄する広域連合により設置されており、
全部で17本がおよそ10〜20メートル間隔で
工場の周囲に埋まっています。
筒の大きさは直径20㎝ほどで、
埋まっている深さは5メートル。
 
地中に埋まっている部分には無数の横穴が開いていて、
そこでメタンガスと空気を循環しています。
メタンガスは空気よりも軽いので、
パイプを刺しておくだけで地中に空洞ができ、
自然とガスを逃がして空気を取り入れることができるそう。
T字型になっている理由は、
管の中に雨水などがなるべく入らないようにするためです。
 

ではなぜメタンガスを逃がす必要があるんでしょうか?
メタンガスというのは無色・無臭の天然ガスの一種で、
牛などの家畜の吐く息からも放出されているほど、
自然に発生する害のないものです。
 
しかし地中に何らかのガスがある土地は、
ガスのせいで地盤沈下などが発生しやすい
不安定な状態となっています。
パイプがない状態でもガスは
少しずつ地表へ放出されますが、
土地が安定するのに膨大な時間がかかってしまうんですよ。
そのためガスを逃がすパイプが設置されています。
 
メタンガスはかなり密閉した空間でなければ
発火することはありませんし、
空気よりも軽いのでパイプから出た瞬間に
空気に混ざって拡散します。
人体に害のないものなので、心配はありませんよ。
 
今年で設置8年目を迎えますが、
現在パイプから放出されているメタンガスはごく僅か。
パイプが刺さっている位置に
今後何かを建設することになれば土壌調査を行いますが、
撤去する予定はありません。
ちなみに工場が建っている場所は
元々埋め立て地ではないので地盤の心配はないとか。
 

 
【取材協力】
釧路広域連合

 
 
【調査報告】
地盤を早く安定させるため、
地中のメタンガスを空気と交換することのできる
パイプだった!

 
 
 
 
 
※記事の内容は、月刊fit2013年4月号掲載時点のものです。

釧路のあるお店で、ベルの『成吉思汗のたれ』の缶入りに
『釧路限定』といった内容が書かれた紙が添えられているのを
見かけました。本当ですか? (興津 K・Tさん)

 
もう食卓ではすっかりお馴染みの、ベル食品の『成吉思汗のたれ』。
 

 
この依頼は今月号のプチ特集『調味料アレコレ』のための
『ちょこっとアンケート』に書かれていたものでした。
 
瓶タイプと缶タイプ、
どちらも一度は店頭などで見かけたことがあると思います。
でも、あの缶入りタイプは実は釧路限定だった!?
本体には『限定』などの文字は見当たらないし、
釧路にはベル食品の本社も工場もありません。
では一体どうして?ということで、
ベル食品の方に電話取材をさせてもらいましたよ〜。
 

            ◆
 

1956年からベル食品が発売している『成吉思汗のたれ』。
販売を開始した当時は、
ジンギスカンは今ほどメジャーではありませんでした。
 
ですが北海道の一部では食べられていたため、
同社に専用たれ販売の要望が寄せられていたそう。
その声に答えるべく、
日本初のジンギスカン専用たれが発売されました!
 
しかし当初は瓶タイプのみで、
缶タイプが発売されるようになったきっかけは、
道東地方で漁業が盛んになったこと。
長期に渡り北洋漁業に出る船は、
『成吉思汗のたれ』を積むことも多かったそう。
その際に割れてしまわないようにと、
道東地方を中心に缶タイプの通称『ベル缶』も
併売されるようになったんです。
 

その後『成吉思汗のたれ』は
同社のヒット商品へと成長し、
私たちの食卓にもすっかりベル缶が定着。
 
昔の馴染みからか、現在も生産量のほぼ100%が
釧路や根室を中心とした道東地方で購入されています!
もちろんたれ自体は一緒のものですが、
「缶タイプの方が美味しい」と感じる方もいるそう。
販売当初からほとんど変わらないという、
レトロ感たっぷりの缶のイラストも
そう感じさせる要因かもしれませんね。
 

保存面での不便さなどから
購入数は緩やかに減少しているものの、
「ご愛願が続く限りは、缶タイプの販売を続けます」
とのことでした!

 
【取材協力】
ベル食品株式会社 営業部
 
 
【調査報告】
缶入りタイプ愛用者はそのほとんどが道東の方!
そこには港町ならではの、背景が隠されていた!!
 
 
 
 
 
※記事の内容は、月刊fit2013年3月号掲載時点のものです。

千代ノ浦にあるセブン-イレブンのおでんコーナーで
『おでんコンテスト優秀店』と書かれた小さなのれんを見かけました。
こののれんは何?『優秀店』って? (桜ケ岡 Y・Mさん)

 

まだまだ寒い、釧路の冬。
「立ち寄ったコンビニでおでんを見かけると、ついつい買ってしまう!」
という方も多いのでは?
そんなコンビニのおでんにまつわる、ちょっと気になる依頼が届きました。
『おでんコンテスト』とは一体どんなものなのでしょう?
しかも、優秀店とは…?
早速セブン‐イレブン千代ノ浦店さんに、お話を聞いて来ました!
 

              ◆
 

のれんに書かれている『おでんコンテスト』とは、
全国各地でセブン‐イレブンが独自に行っているもの。
毎年売上金額や個数などの要素から与えられる称号が
『おでんコンテスト優秀店』。
 
釧路地区にある64店舗中上位3店舗のみ得られ、
とても貴重な称号なんです!
コンテストの対象期間は9月からの1ヶ月間で、
優秀店は毎年更新。
受賞の際にはバッジと記念品が贈られるそうで、
千代ノ浦店は2年連続で優秀店となっており、
2011年はのれんで2012年はおでんをモチーフにした盾が!
 

 

おでんは調理した状態で届き
各店舗の裏で仕込みが行われますが、
作り方は基本的にどのお店も一緒。
 
ではなぜ、千代ノ浦店が優秀店に選ばれたのでしょうか?
5年前にオープンしたこちらのお店は開店当初、
おでんの上手な販売方法にとても悩んだそう。
そこでスタッフ間で定期的な試食会・
ミーティングなどを頻繁に行い意識の向上を図ったり、
スタッフからのお客さんへの声掛けなどを積極的に実施。
 
また大根が程よい柔らかさになる様じっくりと煮込んだり、
餅入りきんちゃくの油抜きなど具材の丁寧な仕込みに
一丸となって取り組んでいます。

 
その努力の結果、3年目で飛躍的に販売数がアップ!
オープン当初は2つだったおでん用の鍋は
3つに増えましたが、
それでも追いつかなくなることもあるそう。
 
店舗によって多少の味の違いが生まれることがあるそうで、
「千代ノ浦のおでんが一番好き」という方や、
自宅からお鍋を持ち込んだり
事前に予約を入れて大量に購入するお客さんが多いとか。
それが励みになっているそうです。
 

称号を獲得することが目的ではなく、
頑張った証を形に残すことで
スタッフに元気で楽しく充実した仕事をしてもらいたい、
とは店長談。
 
一見同じように思えるコンビニにも、お店ごとの個性があったんですね。

 
 
【取材協力】
セブン-イレブン 釧路千代ノ浦店
釧路市千代ノ浦2-10
0154-43-0030

 
【調査報告】
スタッフの一丸となった努力が、
『おでんコンテスト優秀店』の
称号をもたらしたのだった!
 
 
 
 
 
※記事の内容は、月刊fit2013年3月号掲載時点のものです。

国道272号の山道で、ドーム状の建物を見かけました。
一体何の建物?こんな場所に建てられているのはどうして? (緑ヶ岡 A・Sさん)

 

ちょうど中標津方面へ行く用件のあった隊員。
さっそく依頼の建物を探してみることにしましたが、
国道272号は思っていた以上に深い山道…
見つかるでしょうか。
不安を抱えながら釧路町と標茶町の境に差し掛かろうという頃、
それは突然現れました。
 

 
ややっ、これは…!!
木々に見え隠れする白いドーム。これに違いありません!
近くまで行くと『立入禁止』
『この航空保安施設を損傷すると、航空法により罰則されます』の文字が。
さっそく管理している釧路航空監視レーダー事務所にお話を伺いました。
 
 
               ◆
 

この建物は航空機の情報を取得するレーダーがある施設で、
北海道の東側を飛行する航空機から
便名や位置情報などを取得しています。

レーダーの正式名称は
釧路ARSR(Air Route Surveillance Radar 航空路監視レーダー)。
常に全方向へ電波を発信しており、
エリアに入ってきた航空機が電波を受信し、
航空機はその電波情報に沿って
便名や位置情報などを返信するシステムになっています。
 
レーダーは通信回線によって
受信した情報を札幌航空交通管制部へ送信。
情報がコンピュータ処理されると、
札幌航空交通管制部にあるTV画面のような表示装置に、
航空機が現在どこを飛んでいるかが分かる仕組みになっています。
 
ハイテク!
 
その表示装置の航空機情報を見て、
決められた航路を通っているか、
高度は合っているか、
他の機体との距離はどうかなどを確認して管制を行います。
 

ちなみにARSRは位置情報を送受信しているだけで、
航空機との通信にはARSRの傍にある
RCAGという対空受信所が役割を担っているそう。
 
また札幌航空交通管制部が管轄しているのは東北上空までで、
飛行している位置ごとにそれぞれの管制へ引き継がれます。
最終的には各空港の管制室が離着陸の指示を出し、
空の旅を終えるようになっているんですよ。
こんな仕組みになっていたんですね!
 

ARSRは、全国だと16ヶ所に設置されています。
北海道では釧路と函館の2か所だけ!
とっても珍しい施設なんですね~。
 
またこのような、
街からも空港からも離れた場所に設置されているのは
北海道の東側を全て管轄するのに適しているため。
またレーダーの邪魔にならないよう
高い場所に設置する必要があったからです。
 

ドームは内部中央にARSRアンテナを設置しており、
常に360度水平方向へ回転しているのでこの形に。
また風・雨・雪などの天候不良から守る役割も担っているんですよ。
 
材質も特別なものを使っていて、
情報を受信しやすい素材になっています。
山奥にこんな秘密が隠されていたとは!驚きの結果になりました。

 

 
【取材協力】
国土交通省 東京航空局 
釧路航空路監視レーダー事務所
 

【調査報告】
航空機の位置情報をキャッチして、
道東の空の交通を管理するための
重要なアンテナのある施設だった!

 
 
 
 
 
※記事の内容は、月刊fit2013年3月号掲載時点のものです。

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