‘たしかめ隊が行く’ カテゴリの記事

春採に新しい消防署ができたみたい。
中はどうなっているのだろう。  (緑が岡 H・Nさん)

 
確かに春採周辺で真新しい建物を見かけた覚えが!
それに消防署の中なんて、なかなか見られませんよね。
新しい消防署には変わった設備も多いハズ!?さっそく突撃です。
 
         ◆
 
こちらは4月1日に完成した、釧路市中央消防署東分署。
将来的な釧路の人口減少などを考慮して、
平成22年から始まった
消防本部基本計画検討委員会の協議結果を受け、
千歳町と武佐にあった消防署を統合させたものです。
 
建設された場所は統合になった2つの署の
ちょうど中間あたりで、
出動エリアも予想到着時間もこれまでと変わりません。
建物内には消防隊員8名・
救急隊員3名の11名のグループが3つあり、
計33名が交替で24時間勤務しています。
 
千歳町と武佐の庁舎は消防団(一般市民で構成される消防機関)
として引き続き利用していくそうです。
また同じ検討委員会では、
愛国と新橋にある消防署の統合も協議され、
新たな消防署の建設が始まろうとしています。
それではさっそく東分署の施設を覗いてみましょう!
 

※拡大してください

 
【取材協力】
釧路市消防本部
釧路市中央消防署東分署
 
 
【調査報告】
基本計画により統合した、
設備の整った消防署だった!

 
 
 
 
 
※記事の内容は、月刊fit2013年5月号掲載時点のものです。

弟子屈で今、マンゴーが栽培されていると聞きました。南国のフルーツ
なのに…どうやって育てているの?また、今年から栽培を始める珍しい
野菜や果物があったら知りたい!  (栄町 Y・Mさん)

 

この寒〜い道東で、南国のフルーツが本当に実るのか、
そしてどう育てているのか確かに気になります!
栽培を始めた会社の社長さんにお話を伺い、
マンゴー園にお邪魔して来ました。
 

          ◆
 

沖縄や宮崎など、一般的には暑い地域で作られるマンゴー。
しかし現在、本当に
『ファーム・ピープル』が所有する弟子屈町のハウスの中で
着々と育てられているんです!
驚きですね〜。
 

マンゴー栽培成功への鍵は、やはり『温度管理』。
高い温度が無ければ、絶対に育てることはできません。
そこで利用されるのが、弟子屈の温泉熱!
 
ハウス内が常に約26℃を保てるよう、
83℃の源泉を『ファンコンベクタ』という
ハウスに設置したヒーターに通します。
ここで生み出された温風でハウス内が温められ、
化石燃料の使用が通常よりも抑えられることで
環境への配慮もできるのです。
 

 
マンゴーを栽培している『ファーム・ピープル』の
親会社『ピープル』は、
電話回線の光ケーブルの工事などを行う会社。
 
しかし将来を見据えて何か違う事業も…
と考えていた社長は、
大好きな温泉に入っている時に温泉の地熱利用を閃めいたそう。
 
目指すのは、本場・宮崎産の美味しさ!
マンゴー農家の方から、
毎日のようにアドバイスをもらいながら丁寧に育てています。
今年の6月から7月にかけ、
順調にいけば200個ほどのマンゴーが初出荷予定。
 
弟子屈を中心とした道の駅などの観光地や、
ネットでの販売が検討されています。
また、加工し商品化する話も持ち上がっているとのこと。
大きなプロジェクトとなっているんですね!
 

また隊員は、
今年から栽培が始まった珍しい野菜も発見!
その名は『サラノバレタス』です。
 
こちらは鉄骨工事を行う『ナリテツ』が設立した
新会社『スターファーム』が、厚岸町で栽培中です。
希少な品種で、
北海道ではここを入れて6箇所でしか栽培が許されていません。
 
株の部分をカットすると全ての葉がキレイに分かれ、
使いやすいのが特徴です。
このレタスの栽培に適した
2重構造の『エアーハウス』を使用することで、
2万8千株の水耕栽培が可能となっているんです。
 
現在も店頭などで購入できますが、
『厚岸ブランド』の名が付いたサラノバレタスも、
近い将来登場することになりそうです!
 
 
【取材協力】
ファーム・ピープル株式会社
株式会社スターファーム
 
 
 
【調査報告】
寒い釧路管内でも、
工夫次第で南国のフルーツや
珍しい野菜を育てられる!

 
 
 
 
 
※記事の内容は、月刊fit2013年4月号掲載時点のものです。

高山にあるゴミ処理場へ行ったときに、
あちこちの地面に刺さっているT字型のパイプが目につきました。
前からあったもの?何かと繋がっているの?  (白樺台 Y・Tさん)

 

高山のゴミ処理場とは…
釧路広域連合清掃工場のことですね。
地面に刺さっているT字型のパイプとは、
いったい何のことでしょう?
高山へ行ってみると、
工場の周囲にポツポツと雪から顔を出しているパイプが…。
 

 

パイプから何かが出ている様子もないのに、
無数に埋まっています。
地下に何らかの設備が埋まっていて、
繋がっているんでしょうか?
さっそく釧路広域連合清掃工場にお聞きしました。
 

           ◆
 

このパイプはズバリ、土の中のメタンガスを逃がすためで、
何かと繋がっているわけではありません!
 

平成18年の4月から運転している
釧路広域連合清掃工場では、釧路市・釧路町・
鶴居村・白糠町・弟子屈町の5つの市町村からゴミを搬入し、
集めた可燃ごみを焼却して6〜7%の量の僅かな灰やガレキにして
埋め立てています。
 
現在可燃ごみは焼却処理をしていますが、
以前は可燃ごみも全て埋め立てていて
埋立地の確保が大変な状態でした。
 
パイプの埋設ヶ所には
可燃ごみを昭和49年7月〜昭和55年3月まで埋め立てており、
ごみに含まれる有機物は微生物によって分解されると
メタンが発生します。つまり、このパイプは
今まで埋め立てた可燃ごみから発生するメタンを
地上へ逃がすために設置されたんです!
 
設立当初から工場を管轄する広域連合により設置されており、
全部で17本がおよそ10〜20メートル間隔で
工場の周囲に埋まっています。
筒の大きさは直径20㎝ほどで、
埋まっている深さは5メートル。
 
地中に埋まっている部分には無数の横穴が開いていて、
そこでメタンガスと空気を循環しています。
メタンガスは空気よりも軽いので、
パイプを刺しておくだけで地中に空洞ができ、
自然とガスを逃がして空気を取り入れることができるそう。
T字型になっている理由は、
管の中に雨水などがなるべく入らないようにするためです。
 

ではなぜメタンガスを逃がす必要があるんでしょうか?
メタンガスというのは無色・無臭の天然ガスの一種で、
牛などの家畜の吐く息からも放出されているほど、
自然に発生する害のないものです。
 
しかし地中に何らかのガスがある土地は、
ガスのせいで地盤沈下などが発生しやすい
不安定な状態となっています。
パイプがない状態でもガスは
少しずつ地表へ放出されますが、
土地が安定するのに膨大な時間がかかってしまうんですよ。
そのためガスを逃がすパイプが設置されています。
 
メタンガスはかなり密閉した空間でなければ
発火することはありませんし、
空気よりも軽いのでパイプから出た瞬間に
空気に混ざって拡散します。
人体に害のないものなので、心配はありませんよ。
 
今年で設置8年目を迎えますが、
現在パイプから放出されているメタンガスはごく僅か。
パイプが刺さっている位置に
今後何かを建設することになれば土壌調査を行いますが、
撤去する予定はありません。
ちなみに工場が建っている場所は
元々埋め立て地ではないので地盤の心配はないとか。
 

 
【取材協力】
釧路広域連合

 
 
【調査報告】
地盤を早く安定させるため、
地中のメタンガスを空気と交換することのできる
パイプだった!

 
 
 
 
 
※記事の内容は、月刊fit2013年4月号掲載時点のものです。

釧路のあるお店で、ベルの『成吉思汗のたれ』の缶入りに
『釧路限定』といった内容が書かれた紙が添えられているのを
見かけました。本当ですか? (興津 K・Tさん)

 
もう食卓ではすっかりお馴染みの、ベル食品の『成吉思汗のたれ』。
 

 
この依頼は今月号のプチ特集『調味料アレコレ』のための
『ちょこっとアンケート』に書かれていたものでした。
 
瓶タイプと缶タイプ、
どちらも一度は店頭などで見かけたことがあると思います。
でも、あの缶入りタイプは実は釧路限定だった!?
本体には『限定』などの文字は見当たらないし、
釧路にはベル食品の本社も工場もありません。
では一体どうして?ということで、
ベル食品の方に電話取材をさせてもらいましたよ〜。
 

            ◆
 

1956年からベル食品が発売している『成吉思汗のたれ』。
販売を開始した当時は、
ジンギスカンは今ほどメジャーではありませんでした。
 
ですが北海道の一部では食べられていたため、
同社に専用たれ販売の要望が寄せられていたそう。
その声に答えるべく、
日本初のジンギスカン専用たれが発売されました!
 
しかし当初は瓶タイプのみで、
缶タイプが発売されるようになったきっかけは、
道東地方で漁業が盛んになったこと。
長期に渡り北洋漁業に出る船は、
『成吉思汗のたれ』を積むことも多かったそう。
その際に割れてしまわないようにと、
道東地方を中心に缶タイプの通称『ベル缶』も
併売されるようになったんです。
 

その後『成吉思汗のたれ』は
同社のヒット商品へと成長し、
私たちの食卓にもすっかりベル缶が定着。
 
昔の馴染みからか、現在も生産量のほぼ100%が
釧路や根室を中心とした道東地方で購入されています!
もちろんたれ自体は一緒のものですが、
「缶タイプの方が美味しい」と感じる方もいるそう。
販売当初からほとんど変わらないという、
レトロ感たっぷりの缶のイラストも
そう感じさせる要因かもしれませんね。
 

保存面での不便さなどから
購入数は緩やかに減少しているものの、
「ご愛願が続く限りは、缶タイプの販売を続けます」
とのことでした!

 
【取材協力】
ベル食品株式会社 営業部
 
 
【調査報告】
缶入りタイプ愛用者はそのほとんどが道東の方!
そこには港町ならではの、背景が隠されていた!!
 
 
 
 
 
※記事の内容は、月刊fit2013年3月号掲載時点のものです。

千代ノ浦にあるセブン-イレブンのおでんコーナーで
『おでんコンテスト優秀店』と書かれた小さなのれんを見かけました。
こののれんは何?『優秀店』って? (桜ケ岡 Y・Mさん)

 

まだまだ寒い、釧路の冬。
「立ち寄ったコンビニでおでんを見かけると、ついつい買ってしまう!」
という方も多いのでは?
そんなコンビニのおでんにまつわる、ちょっと気になる依頼が届きました。
『おでんコンテスト』とは一体どんなものなのでしょう?
しかも、優秀店とは…?
早速セブン‐イレブン千代ノ浦店さんに、お話を聞いて来ました!
 

              ◆
 

のれんに書かれている『おでんコンテスト』とは、
全国各地でセブン‐イレブンが独自に行っているもの。
毎年売上金額や個数などの要素から与えられる称号が
『おでんコンテスト優秀店』。
 
釧路地区にある64店舗中上位3店舗のみ得られ、
とても貴重な称号なんです!
コンテストの対象期間は9月からの1ヶ月間で、
優秀店は毎年更新。
受賞の際にはバッジと記念品が贈られるそうで、
千代ノ浦店は2年連続で優秀店となっており、
2011年はのれんで2012年はおでんをモチーフにした盾が!
 

 

おでんは調理した状態で届き
各店舗の裏で仕込みが行われますが、
作り方は基本的にどのお店も一緒。
 
ではなぜ、千代ノ浦店が優秀店に選ばれたのでしょうか?
5年前にオープンしたこちらのお店は開店当初、
おでんの上手な販売方法にとても悩んだそう。
そこでスタッフ間で定期的な試食会・
ミーティングなどを頻繁に行い意識の向上を図ったり、
スタッフからのお客さんへの声掛けなどを積極的に実施。
 
また大根が程よい柔らかさになる様じっくりと煮込んだり、
餅入りきんちゃくの油抜きなど具材の丁寧な仕込みに
一丸となって取り組んでいます。

 
その努力の結果、3年目で飛躍的に販売数がアップ!
オープン当初は2つだったおでん用の鍋は
3つに増えましたが、
それでも追いつかなくなることもあるそう。
 
店舗によって多少の味の違いが生まれることがあるそうで、
「千代ノ浦のおでんが一番好き」という方や、
自宅からお鍋を持ち込んだり
事前に予約を入れて大量に購入するお客さんが多いとか。
それが励みになっているそうです。
 

称号を獲得することが目的ではなく、
頑張った証を形に残すことで
スタッフに元気で楽しく充実した仕事をしてもらいたい、
とは店長談。
 
一見同じように思えるコンビニにも、お店ごとの個性があったんですね。

 
 
【取材協力】
セブン-イレブン 釧路千代ノ浦店
釧路市千代ノ浦2-10
0154-43-0030

 
【調査報告】
スタッフの一丸となった努力が、
『おでんコンテスト優秀店』の
称号をもたらしたのだった!
 
 
 
 
 
※記事の内容は、月刊fit2013年3月号掲載時点のものです。

国道272号の山道で、ドーム状の建物を見かけました。
一体何の建物?こんな場所に建てられているのはどうして? (緑ヶ岡 A・Sさん)

 

ちょうど中標津方面へ行く用件のあった隊員。
さっそく依頼の建物を探してみることにしましたが、
国道272号は思っていた以上に深い山道…
見つかるでしょうか。
不安を抱えながら釧路町と標茶町の境に差し掛かろうという頃、
それは突然現れました。
 

 
ややっ、これは…!!
木々に見え隠れする白いドーム。これに違いありません!
近くまで行くと『立入禁止』
『この航空保安施設を損傷すると、航空法により罰則されます』の文字が。
さっそく管理している釧路航空監視レーダー事務所にお話を伺いました。
 
 
               ◆
 

この建物は航空機の情報を取得するレーダーがある施設で、
北海道の東側を飛行する航空機から
便名や位置情報などを取得しています。

レーダーの正式名称は
釧路ARSR(Air Route Surveillance Radar 航空路監視レーダー)。
常に全方向へ電波を発信しており、
エリアに入ってきた航空機が電波を受信し、
航空機はその電波情報に沿って
便名や位置情報などを返信するシステムになっています。
 
レーダーは通信回線によって
受信した情報を札幌航空交通管制部へ送信。
情報がコンピュータ処理されると、
札幌航空交通管制部にあるTV画面のような表示装置に、
航空機が現在どこを飛んでいるかが分かる仕組みになっています。
 
ハイテク!
 
その表示装置の航空機情報を見て、
決められた航路を通っているか、
高度は合っているか、
他の機体との距離はどうかなどを確認して管制を行います。
 

ちなみにARSRは位置情報を送受信しているだけで、
航空機との通信にはARSRの傍にある
RCAGという対空受信所が役割を担っているそう。
 
また札幌航空交通管制部が管轄しているのは東北上空までで、
飛行している位置ごとにそれぞれの管制へ引き継がれます。
最終的には各空港の管制室が離着陸の指示を出し、
空の旅を終えるようになっているんですよ。
こんな仕組みになっていたんですね!
 

ARSRは、全国だと16ヶ所に設置されています。
北海道では釧路と函館の2か所だけ!
とっても珍しい施設なんですね~。
 
またこのような、
街からも空港からも離れた場所に設置されているのは
北海道の東側を全て管轄するのに適しているため。
またレーダーの邪魔にならないよう
高い場所に設置する必要があったからです。
 

ドームは内部中央にARSRアンテナを設置しており、
常に360度水平方向へ回転しているのでこの形に。
また風・雨・雪などの天候不良から守る役割も担っているんですよ。
 
材質も特別なものを使っていて、
情報を受信しやすい素材になっています。
山奥にこんな秘密が隠されていたとは!驚きの結果になりました。

 

 
【取材協力】
国土交通省 東京航空局 
釧路航空路監視レーダー事務所
 

【調査報告】
航空機の位置情報をキャッチして、
道東の空の交通を管理するための
重要なアンテナのある施設だった!

 
 
 
 
 
※記事の内容は、月刊fit2013年3月号掲載時点のものです。

閉館したはずのMOOのプール部分の
電灯が点いているのを、最近見かけました!
どうしてですか?   (南大通 Y・Mさん)

 
昨年の3月末で営業を終えた、
MOO5階のフィットネスセンター。
長年愛された施設だけに、
残念に感じている方も多いのでは?
しかしもう営業していないはずなのに、
プール部分の明かりが点いているという情報が!
依頼を受けた、たしかめ隊が早速見に行ってみました。
 

 
閉館したのは確かなハズなのに、一体どうして?ということで、
担当の方にお話を聞きました!

 
                ◆

 
結論からお伝えするとズバリ
〝幣舞橋を中心とするシンボルゾーンの景観を守るため〟。
では、どうして景観を守ることが
電灯を点けることに繋がるかと言うと、
それにはMOOの持つ『釧路のシンボル的な役割』が関係しているのです。
 

平成24年の3月末に閉館したフィットネスセンター。
閉館してから1週間程は、プール部分は真っ暗な状態だったそう。
しかしこのMOOはご存知の通り、
天気予報や釧路の情報を伝える場面で
毎日のように幣舞橋と共にテレビ中継される、
まさに釧路のシンボル的存在!
 
なので真っ暗にしてしまうと、釧路の街が暗くなってしまったような印象を
与えてしまいかねない…ということで、
市の幹部やMOOの運営に関わる人たちから
「点けた方がいいのでは?」という声が上がりました。
 
しかし節電が推進されるこのご時世。
景観を守ることの大切さと節電への配慮について検討した結果、
河川側からMOOを見た時に
明るく見えるような位置の電灯を中心に必要最小限点灯することに。
今点いているのは全体の数の5分の1程度で、
電気使用料も年間約5万円前後です。
 

ちなみに、明かりの色が若干青色っぽく見えると
感じたことはありませんか?
これはウォータースライダーに向かって
横向きに電灯が設置されているために、
光がスライダーに反射して若干ブルーに見えるんですって!
 

 
また館内全体でも以前にも増して節電に取り組み、
使用頻度の少ない時間帯のエスカレーターの停止・
売り場のLED化・節電を推奨する張り紙の設置などを行っています。
 

 
プールの点灯は今のところ継続する予定ですが、
節電への機運がさらに高まれば歩調を合わせた対応をしたいとのこと。

 
MOOのプールは閉館してもなお、静かに役割を果たしていたのです。
 

 

 
【取材協力】
釧路市産業振興部 観光振興室
釧路フィッシャーマンズワーフMOO
㈱釧路河畔開発公社

 
 
【調査報告】
節電に気をつけながらも、
周辺の景観に配慮するために点灯させていた!

 
 
 
 
 
※記事の内容は、月刊fit2013年2月号掲載時点のものです。

国道44号の道路が交差点の手前だけ
最近赤と青に塗られたのですが、どうして急に?   (昭和 K・Tさん)

 
 
依頼を受けて国道44号を走ってみた隊員。
すると新釧路町から川上町へ向かう旭橋前の交差点で、
赤と青に着色されている道路を発見。
黒色のアスファルトに白で矢印表記されていた場所が、
赤と青に!
さっそく釧路開発建設部(以下、釧路開建)にお話を聞いてきました。
 

 

これは平成22年8月から国土交通省管轄のもと、
全国で行われている
『事故ゼロプラン(事故危険区間重点解消作戦)』の一環!
交通事故の危険性の高い区間として選定された、
事故危険区間について集中的・重点的に
交通事故の撲滅に取り組むことを目的に始めました。
 

全国の約71万区間中14,303区間が選定されていて、
地域によって注意喚起の看板を設置したり
右折レーンを拡大するなど対策は様々です。
 

この区間は死傷事故・重大事故が過去にあった場所が7割、
地域住民から危険だと指摘を受けた場所が3割となっています。
それだけ同じ場所で事故が多発しているんですね。
 

北海道の選定区間は472区間で、
釧路開建管内の国道では12か所の交差点が
その事故危険区間に選定されています。
このうち平成24年度に工事を行った、
釧路管内の場所はそれぞれ下の図の通りです。
 

 

 

 

 

 

               ◆
 

平成17~20年度の統計によると、
釧路開建管内の国道の死傷事故は
全体の7割近くが国道38号と44号の人口集中地区で発生。
つまりほとんどの事故が、
上の図の5か所を含む場所で発生しているわけです。
その内の大多数が
追突・出会い頭・右折時の事故となっています。
危険ですね!
 

事故対策として釧路開建が今年の12月に行ったのが、
道路を赤と青に色付けするカラー舗装と、
「追突注意」などの路面標示。
右折する道路は青、直進と左折を赤と明確にすることで、
ドライバーへ分かりやすく注意喚起を促して
交通の流れが自然に整えられる効果を期待しています。
 
また右折待ち車両の停止位置を明確にした、
右折誘導線も併せて設置。
交差点で右折する際は、
どの位置で待ったら良いのか迷うことが多いですよね。
これがあると、安全な位置で右折待ちができます!

 
これらの場所を走る際は、特に注意してくださいね。
 

※この他、中標津町桜ケ丘の国道272号にある
 道道中標津空港線交差点も平成24年度に工事を行いました。

 

 
【取材協力】
国土交通省 北海道開発局
釧路開発建設部
0154-24-7354

 
 
【調査報告】
交通事故を減らすため
全国で行われている取り組みで、
ドライバーの注意を促すのが目的だった!

 
 
 
 
 
※記事の内容は、月刊fit2013年2月号掲載時点のものです。

ザ・ビック文苑店の方から鶴見橋へ向かっていて、
信号待ちをしていたときに気になる標識を発見。
『地域一円』とは、どういう意味なのでしょうか? (美原 M・Tさん)

 
『地域一円』?
標識ということは道路標識のことなんでしょうか?
でも『一円』なんて見覚えがありません。
…『一円』はお金の『1円』ということ?
謎を呼ぶ4文字の標識に惑わされる隊員。
実際に行って探してみることに!
 

 
ありました〜!!40㎞制限の下にしっかりと
『地域一円』と書かれています。
いったいどういうことなのか、釧路警察署へ調査開始です。
 

            ◆
 

この『地域一円』は
速度制限の道路標識にのみ付けられる珍しい指示標識。
「決められた区域では40㎞制限ですよ」
という意味だったんです!
『一円』は一定の場所ということなんです。
 
鶴見橋付近に設置されているこの場合だと、
決められた区域というのは海側から愛国通りまでと
新釧路川から釧路川の間を指すんだそう(図参照)。
けっこう広いエリアのことを指すんですね。
 
この『地域一円』は決められた区域の
入口付近に設置されていることがほとんどで、
市内2か所で見られます。
 
数が少ない理由は同区域内でも
「幼稚園の近くなら30㎞・国道なら50㎞」などと
細かく制限されていることの方が多いことや、
最近は似た意味の『区域ここから』という
表現に変わってきているからなんだとか。
 
札幌や函館でも『○○一円』の標識がありますが、
旭川では完全に撤去されています。
道内的にも珍しいものなんですね〜。
 
 
【取材協力】
釧路警察署交通課
 
 
 
【調査報告】
決められた区域全体のことを指す道路標識で、
だんだんと姿を消している
珍しいものだった!

 
 
 
 
 
※記事の内容は、月刊fit2013年1月号掲載時点のものです。

温根内ビジターセンターの木道を散策していたら、
銀と黄色のロケットのようなものが地中に埋められていました。
あれは一体…? (文苑 J・Tさん)

 
温根内ビジターセンターの木道ということは、
釧路湿原。
その中にロケットのようなもの!?
「ラムサール条約で保護された釧路湿原にそんなものがあるんだろうか…」
と疑問に思い、木道を歩いてみた隊員。
 
しかし歩いても歩いても、見つかりません。
そこで温根内ビジターセンターの方に聞いてみると、
北海道開発局で確かにそのようなものを設置していると判明!
さっそくお話を伺いましたよ。
 

       ◆
 

謎のロケットの正体は
『ミレニアムポール』という名前で、
釧路湿原の地盤がどれだけ沈んでいるのかを調べるもの!
 
ここで、「え、湿原の地盤が沈んでいるの!?」と
驚かれた方も多いのでは?実はそうなんです!
というのも釧路湿原は約3000年の歴史を持っていて、
昭和55年にラムサール条約登録湿地にも指定された
世界的にも重要な湿地。
 
しかし湿原の近くまで宅地開発などによる
土地利用が広がったことや
湿原の農地開発などによる乾燥化現象によって、
現在湿地の面積の約3割が
近年60年間で減っていると分かったんです!
 
これはゆゆしき事態ということで
国・北海道・市町村・地元NPO・学識経験者などが一丸となって、
釧路湿原を元の状態へ戻そうと様々な取り組みを行うことに。
 
専門家に聴いたところ、
乾燥化現象で湿原の面積が減るだけでなく、
地盤も沈んで行くことが判明したというわけです!
 
そこで西暦2000年を記念する意味も込めて
『ミレニアムポール』が取り付けられました。
平成14年に温根内ビジターセンターの
木道沿いの展望台近くへ設置され、
2013年で11年目を迎えます。
年に1回どれくらい沈んだのかを調査しているんですが、
やはり年々数ミリずつ地盤が下がっているんだとか!

 

 

『ミレニアムポール』は地上2mの高さで、2層構造。
半永久的に使えるように表面はチタン、
中心の計測棒はステンレスでできています。
 
チタン部分は全長4mでうち2mが地中にあり、
ステンレス部分は全長12mでうち10mは
地中に埋まっているんですよ。
 
調査を目的としたポールですが、
今後はデータを釧路湿原の保全・再生事業や、
小中学生の環境教育に利用する予定です。
湿原の大切さを教える出前講座などでも
活用していくそうですよ。
 
また、湿原保全の普及啓発の
シンボル的役割も果てしているんだとか!
釧路の大切な自然を守るためにも、
こういった事業を続けて欲しいですね。
 
 
【取材協力】
国土交通省 北海道開発局 
釧路開発建設部
(0154)24-7354

 
 
【調査報告】
釧路湿原を守るために、
半永久的に地盤の高さを調査できるポールだった!

 
 
 
 
 
※記事の内容は、月刊fit2013年1月号掲載時点のものです。

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