湿原の風アリーナ釧路でフロアカーリングの大会が行われたそうですが、競技内容や一般人も大会に参加できるのかなど詳しく知りたい。 (新釧路町 H・Kさん)
氷上で石製のストーンを滑らせて競う一般的なカーリングに比べ、
聞き慣れないフロアカーリング。氷の上じゃなくてもできるの?
大会を主催しているという釧路市教育委員会に話を聞いてきました。
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フロアカーリングとは、室内で行うカーリングのこと。
氷上では石製のストーンを使いますが、室内では小さな車輪がついた木製の
『フロッカー』を滑らせて競い合います!
そのため、一般的なカーリングのようにブラシで床を掃く必要はありません。
また的をねらうとき、選手は特定の場所で膝をついてフロッカーを放ちます。
ルールも簡単にアレンジされているので、誰でも気軽に楽しむことができますよ。
フロアカーリングは新得町が発祥のスポーツ。
釧路市教育委員会では2年前から市民の交流を目的とし、
年に一回のペースで大会を開催しています。
実は同じ目的で、以前はソフトバレーボールの大会を行っていました。
しかし子どもや高齢者が参加しにくいなどの理由から、
年齢問わず楽しめる種目を探していたんです。
そこで目に留まったのがフロアカーリング!
大会では幅広い年齢層の参加者はもちろん、
聴力に障がいをもった選手も活躍していますよ。
次の大会は来年の3月20日を予定しており、
釧路市民であれば誰でも参加OK。
また競技を楽しむだけなら釧路市民問わず、一般人でも体験できます。
方法は2つあり、一つは釧路市教育委員会で道具を借りるというもの。
初心者には指導係が付き添い、丁寧に教えてくれるので安心です!
二つ目はチームに加入するというもの。釧路市教育委員会に問い合わせをすれば、
加入できるチームや練習場所など詳細を教えてくれますよ。
ここで基本的なルールについて、簡単にご紹介しましょう。
対戦人数は4対4のチーム戦が主流(1対1・2対2・3対3もあります)。
まず各チームのリーダーでジャンケンをし、先攻・後攻を決めます。
一般的なカーリングは氷上に的が描かれていますが、
フロアカーリングの場合は先攻のチームが的となる『ターゲット』を放って試合開始!
コート外に的を弾き出さないよう注意しながら、いかに自分のフロッカーを的に
近づけられるかが勝負のカギとなります。
そのため、あえて的にフロッカーをぶつけて狙いやすい場所に位置を変えるのもOK。
また一般的なカーリングのように、的に近い相手のフロッカーを弾き出すことも有効です。
他にもフロッカーを放つ順など細かなルールはありますが、
基本はこの通り。興味のある方は挑戦してみては?
※記事の内容は、月刊fit2016年4月号掲載時点のものです。