釧路管内に防災無線が流れる屋外スピーカーは何台あるの?
また設置する場所に何か基準はあるの?     (鳥取 Y・Sさん)

 

防災無線のスピーカーを見かけたことがある人もいると思いますが、
実際はどのくらい設置されているものなのでしょうか?
今回は依頼主さんの声にお応えして、管内全てを調査してきま~す!
 
防災無線が流れる屋外スピーカーは、
釧路管内で計280機ありました!
そもそも防災無線の役割は、
災害発生時または被害のおそれがある緊急時に、
人々へ必要な情報(避難勧告・気象警報など)を
迅速に伝達するというもの。
 
そのためスピーカーは住宅街をはじめ、
津波が起きた際に直接被害を受ける海岸線沿いに
多く設置されています。
ここで各市町村のスピーカーの数や
防災無線の特徴を、詳しく見ていきましょう。
 

●釧路市…119機。
釧路市の場合、
毎日17時になると『恋はみずいろ』を流しています。
このように定時になると
スピーカーからメロディー(自治体によってはサイレン)
を流す理由をご存知ですか?
これは時報としての役割はもちろんのこと、
緊急時にスピーカーが正常に作動するよう
確認をしているからなんですよ~。
 

●白糠町…13機。
東日本大震災の教訓を受けて、
今年9月から最新型スピーカーの設置を始める白糠町。
2016年4月に、
現在使用している13機から40機の新スピーカーに
切り替えて放送をスタートさせる予定です。
現在は18時にサイレンを流していますが、
これに伴い放送時間やメロディーの変更も
検討しているのだとか。
災害による被害を未然に防ぐためにも、
早く完成してほしいですよね。
 

また釧路市・釧路町・浜中町・厚岸町では
スピーカーの他に『家庭用戸別受信機』を取り入れています。
 
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●釧路町…58機。
釧路町ではスピーカーから12時に
『エーデルワイス』・
18時に『ムーンリバー』が流れるほか、
熊出没・行政情報(町内のイベントや保健行政の周知など)があれば
一緒に放送するようにしています。
また受信機に関しては、
主に昆布森など海岸線沿いの世帯を中心に設置されています。
 

●浜中町…48機。
浜中町ではスピーカーから12時にサイレン・
13時に『みかんの花咲く丘』を流しています。
また行政情報がある場合、
受信機から朝と夕方に情報提供をしています。
 

●鶴居村…4機。
鶴居村ではスピーカーの他に『IP端末機』を取り入れています。
 
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IP端末機の画面に文字や画像が表示されるのはもちろんのこと、
音声も出る仕組みになっています。
通行止め・熊出没の情報をはじめ、
月~金曜の8時と20時に行政情報を配信中。
また市街にあるスピーカーから
8時30分にチャイムが流れるほか、
12時には幌呂など3か所にあるスピーカーでサイレンを流しています。
 

●厚岸町…19機。
厚岸町ではスピーカー・
家庭用戸別受信機・
IP端末機を併用しています。
スピーカー・受信機からは7時・12時・18時に
メロディーを流しており、
4月~9月末までは『野ばら』・
10月~3月末までは『エーデルワイス』です。
また行政情報がある場合には、
7時30分と18時30分に各世帯の受信機で(山間部は除く)、
10時と15時に各世帯のIP端末機から情報提供をしています。
 

●標茶町…9機。
標茶町ではスピーカーから毎日12時に
『ウェストミンスターの鐘』・
17時に『ア・ホール・ニュー・ワールド』が流れるほか、
災害等の対応のため必要に応じ呼びかけを行うこともあります。
 

●弟子屈町…10機。
弟子屈町はスピーカーから
毎日13時・17時・22時にチャイムが流れるほか、
何か行政情報がある場合は呼びかけを行っています。
 

     ◆
 

自治体ごとにスピーカーの設置数や特徴をご紹介してきましたが、
ここで「他の地区に比べ、鶴居村・標茶町・弟子屈町は
スピーカーが10機以下だけれど大丈夫?」
と不安に思った方もいるのでは?
しかしこの3地区は内陸にあるため
過去に津波の被害を受けたことがありません。
そのため海に近いエリアと比較すると
設置数が少ないのです。
土地の特徴によって、設置数が変化していたのですね~。
 

 

 

 
 
 
※記事の内容は、月刊fit2014年9月号掲載時点のものです。

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