○月×日
白糠町『老麺 やはた』に行ってきた。

 

 
 
 
 
 
しお・みそもいいけれど、
やっぱりお店のイチオシ
『しょうゆチャーシューワンタンメン(920円)』
は、一度は食べてほしい!
プリップリのワンタンが、クセになるっ☆ 

 
 
 
 
 代々続く家業を守っている、格式と信用を併せ持つお店『老舗』。
そのキーワードはハッキリとした重みのある威厳を放ち、私達を惹きつける。
 

『老舗』と称されるお店は釧路管内にも何軒かあるが、
そのうちの一つが白糠町にある『やはた』だ。
昭和24年に製麺所として開業し、じつに60年以上!
『ラーメン』ではなく『老麺』という表記を使用しているのは、
その歴史ゆえかと思いきや、
「ばあちゃんの時代から、大切に受け継いできたから…」なんてトコロが、
変に格式ばっていなくてイイ!
歴史・伝統があるのに肩肘張ったところがなく、
身近に感じられるのが『やはた』の人気の秘密なのかも。
 

 そうは言いつつ、ラーメンには「さすが、老舗!」
と言いたくなってしまうほどのこだわりがギュッと詰まっている。
スープ・チャーシュー・ワンタン・メンマに至るまで、
全てが自家製なんだそうだ。
 

スープはあっさりとした中に心地良い旨みが潜み、
チャーシューは柔らかすぎず硬すぎず程よい“肉感”を楽しめるし、
メンマは秘伝のタレで味付けていてここでしか味わえない逸品に仕上がっている。
 

でも、特筆すべきは『麺』。
前述の通り元々が製麺所だったので、
その旨さたるや…まさに『言わずもがな』なのである。
縮れが強い細麺は釧路人なら馴染み深いものだけれど、
ちょっと平たくなっていてスープとの絡みが秀逸!
食感も独特で、モチモチとコシが強いのに
丼の中の全てとふんわり馴染む柔軟さもある。
 

これが、伝統の成せるワザなのか…と感心していたら、
製麺機は開業当時から使っているものなんだとか!
「古いタイプの機械だから、
手作業もたくさんあって…麺のカットも、ハサミを使って自分で切ってるんだよ」
とは、店長の弁。


 

 
 
 
昭和24年から稼動し続けている、
製麺機。
まだまだ現役っ!
 

 
 
 
 
 
 
 
受け継いだものを大切にする…
『老舗』の真髄は、そういう部分にあるのかもしれない。
そして、そんな『想い』が、
唯一無二の味わいを生むんだろうなぁ。
 

 ちなみに。
お店は白糠のメインストリート『ハミングロード』沿いにあるが、
気を抜いたら通り過ぎてしまうので要注意。
 

写真を見てもらえば分かるが、
何せ『老舗のラーメン屋さん』とは思えないほど洋風の建物なのだ。
その上、外観の二階部分には、
ローマ字表記で『YAHATA』だなんて!
しっかり伝統を守ったこだわりの一杯を提供しながらも、
何たるフランクぶりだろうか。
『老舗』なのに家族で気軽に寄れる『やはた』ならではの親しみやすさは、
こういう部分からくるのかも…と、思わないこともない。
 



 



 
 
 
老麺 やはた

 
住所:白糠郡白糠町東1条南1-1-41
TEL:01547-2-2317
営業時間:11:00~20:00
休:水曜日(祝日の場合は翌日休)
 
 
 
 
 
 
※記事の内容は、月刊fit2010年9月号掲載時点のものです。

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